アイヌ民族文化財団(札幌市)は、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の体験学習館で19日午前10時20分から、映画「からむしのこえ」の上映会とトークイベントを開く。
アイヌ文化のみならず、国内の伝統文化を紹介するイベントとして同財団が企画した。からむしは、苧麻(ちょま)とも呼ばれるイラクサ科の多年草で、からむし織りの原料となる植物。福島県昭和村で受け継がれる「からむし」の栽培と、植物から採れる繊維による反物作りの文化を映画やトークから学んでもらう。
トークには、同映画監督の分藤大翼さんと、からむし織りの技術を学び、津軽地方の伝統的な刺し子「こぎん刺し」を施した小物を作る山内えり子さんが登壇。会場近くには、山内さんの手によるからむし織りの展示コーナーも設置予定。
午前10時開場。同20分から正午にかけて上映し、休憩を挟んで午後1時からトークを行う。
定員30人で、事前の申し込みは不要。参加無料だがウポポイ入場料は別途必要。