2022年春の褒章で長年国勢調査員として地域に貢献し、藍綬褒章を受けたむかわ町花岡在住の石川勝さん(86)に5日、町役場で勲記などが伝達授与された。
石川さんは、1975年10月から2020年10月まで45年、連続10回にわたって国勢調査員として従事。豊富な知識と経験を生かした調査活動は他の調査員の模範となった。誠実な人柄で責任感が強く、農業経営者として地域の1次産業の振興・発展に貢献しているほか、農業センサス調査員、道の農業基本調査員としても活躍してきた。
勲記を手にした石川さんは「ピーク時は70世帯ほどを回った」と振り返り、「(受章は)地域の皆さんに協力してもらったおかげ」と笑顔を見せる。
竹中喜之町長は「国勢調査員をやっている方は皆さんから顔が知られているし、人の動きがよく分かる。長年の力です」と功績をたたえ、「体調に気を付け、これからもむかわ町のことをよろしくお願いします」と述べた。