厚真町と明治安田生命保険相互会社は1日、健康増進に関する連携協定を結んだ。両者の緊密な連携と協働で、胆振東部地震の被災者支援や新型コロナウイルス感染症から町民の安全・安心を守る取り組みなどを推進し、町民の健康的な生活の実現に努める。同日、町の総合ケアセンターゆくりで締結式を執り行い、協定書を交わした。

　同社は昨年度から「人に健康を町に元気を」をスローガンに、地域住民の魅力的な健康増進を応援する「みんなの健活プロジェクト」と地域貢献を掲げた「地元の元気プロジェクト」を展開。協定締結により、健康づくりや生活習慣病・重症化予防対策、感染症対策などで町民サービスの向上を図る。

　協定式で宮坂尚市朗町長は「（地震という）悲しい出来事はあったが、町民と手を携え、復興フェーズの階段を駆け上がるため、町民の健康は何よりも大切」と強調。「連携を密にし、町民の健康増進をさらに図っていきたい」と述べた。

　町内においては、千歳営業所が、各種町民サービスの対応に当たっていく。同社苫小牧支社の小林聡支社長は「厚真町の政策と私どもの取り組みが連携することで、相乗効果が得られるものと期待している。地域に広く認知され、住民の健康寿命の延伸や地域の活性化につながるよう、弊社の全国規模のネットワークと広範な関係を活用していく」と話した。