むかわ町の鵡川高校の生徒が中心となって企画したコスプレイベント「むかわコス」が11日、同町大原の法城寺で開かれる。同日、町内道の駅「四季の館」で予定されているグルメフェスタに合わせて初開催。関係者はまちのPRにつながる一大イベントに成長することを期待している。
むかわコスの開催は、地域の課題を掘り起こし解決策などを見いだす同校の探究学習「むかわ学」の一環。2年前に当時の3年生が「むかわ町を知ってもらいたい」との思いから仮装イベントを考案したことがきっかけとなり、その後、後輩らが意思を受け継いで試行錯誤を繰り返し、コスプレイベントの開催にこぎ着けた。
イベントを主導するのは3年生の佐藤由衣斗さん(17)、大橋美優さん(18)、岩倉アキラさん(19)、粟野唄さん(18)、秋山真樹さん(17)の5人。地元の有志や現役コスプレイヤーらと共につくるグループLINEなどで議論を重ね、町や同校と包括連携協定を結ぶ札幌大学の学生、鵡川高卒業生からアドバイスを受けて準備を進めてきた。
当日は午前9時開場。撮影時間帯は同10時~午後3時。本堂などを撮影スポットとして開放する。コスプレのままグルメフェスタ会場を行き来してもよい。ただし、飲食は控える。
コスプレイヤー、カメラマンとして法城寺内を使用する場合、参加料として1000円(高校生以下は無料)を同寺院に収める。申し込みの締め切りは5日。ツイッターやグーグルフォームで受け付ける。
新型コロナウイルス感染症対策として、町外者は境内見学の対象としない(コスプレイヤーとカメラマンは除く)。
リーダーを務める佐藤さんは「全国にむかわ町を知ってもらおうと、むかわ学での学習を始めて開催にこぎ着けた。天候や新型コロナウイルスの影響が心配だが、これまで頑張ってきた私たちのむかわ学を成功させたい」と意気込む。