苫小牧東高校野球部は20日、「ガタパーク」と呼ばれる交流イベントを同校体育館で開いた。幼児や小学生が野球や遊びを通して部員と交流を深めた。
同部は3年前から幼児や小学生を対象にした野球教室を開催してきた。今春からは野球にこだわらない内容に”衣替え”し、グラウンドを公園に見立てた交流イベントとして、フェイスブックなどで参加者を募ってきた。
この日は3歳から小学生まで20人が参加。あいにくの雨天で会場がグラウンドから体育館となったが、子どもたちは野球部員らと共にティーバッティングやストラックアウト、トレーニング器具を使った遊びを楽しんだ。
いつも父母やきょうだい4人で参加している村上結奏さん(澄川小4年)は「お兄さんやお姉さんとボール遊びができるのが楽しい」と笑みを見せていた。
同部の西村星矢主将(2年)は「小さい子と触れ合う機会が少ないので、新鮮な気持ちで楽しめるし、部員のリフレッシュにもなる」。前川護監督は「野球教室のときより、今のパークの方が好評です。この交流を機に、試合の応援に来てくれる人もいるんですよ」と話していた。