苫小牧市内西部と白老町の少年野球チームで組織する苫小牧ウエスタンズが13日、苫小牧市少年野球場でホープ野球大会を開いた。小学4年生以下の選手や未経験者ら約80人が参加し、グラウンド上で野球の楽しさを味わった。
2016年からスタートした競技普及とチーム間交流を図るイベント。新型コロナウイルスの感染症対策を徹底しながら午前、午後の2部に分けて行われた。
主に3年生以下が参加した午前はイージーベースボールと呼ばれる1イニングで打者全員が打席に立ち、1人5球まで打撃チャンスが与えられるミニゲームやストラックアウト、スピードガンコンテストを実施。午後には4年生野球大会があり、白熱した試合が展開された。
昨年に続いてチームに所属していない児童が多く参加した。苫小牧ウエスタンズの長谷川慎幹事長(北光ファイターズ監督)は喜ぶ一方、「新型コロナウイルスの関係で入団するタイミングを逸している人もいるのでは」。市内の少年野球人口は依然として減少傾向にあり、「イベントをきっかけにみんなと野球がしたいと思ってもらえたらうれしい。今後も地道な普及活動を続けたい」とした。