【ロサンゼルス時事】米大リーグは21日にレギュラーシーズンを再開し、エンゼルスは22日(日本時間23日)のブレーブス戦(アトランタ)で後半戦初戦を迎え、大谷翔平選手が「開幕投手」を任される。投手として9勝4敗、打者で19本塁打の好成績を残しており、1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)以来となる同一シーズンの2桁勝利、2桁本塁打達成に王手をかけている。
チームにけが人が多い中で、打線も引っ張ってきた前半戦を「けがなくこられているのが一番。ただ、チームの勝ちに直結するような活躍ができたかを考えると、もうちょっとできたんじゃないかと思う」と厳しく自己評価する。
19日のオールスター戦ではア・リーグの1番指名打者で出場し、初安打をマークした。昨年に続いて二刀流での選出だったが、22日を見据え、今年は登板しなかった。球宴当日にキャッチボールや遠投を行い、投手としての調整に時間を割いて準備してきた。
エンゼルスは球団ワーストの14連敗を喫し、39勝53敗でア・リーグ西地区首位のアストロズに20・5ゲーム差をつけられた。大谷は「あれだけ長い連敗は経験していないので、きつい期間だった」と正直に明かす。プレーオフ進出が目標となる後半戦へ「連勝して、いい流れに持っていければ、まだチャンスはある」と巻き返しを誓った。