第104回全国高校野球選手権大会南北海道大会室蘭支部予選第5日は29日、とましんスタジアム=苫小牧市=でBブロックの2回戦が行われ、駒大苫小牧が14―0で苫小牧高専に五回コールド勝ちして代表決定戦へ。苫小牧南も室蘭東翔を12―2の五回コールドに沈めた。
【Bブロック】
▽2回戦
苫小牧高専
00000―0
4109X―14
駒大苫小牧
(五回コールド)
(苫)遠藤、五日市、北川―鈴木
(駒)伊藤、中西、袋井―田中、小池
?白井(駒)
室蘭東翔
00200 ―2
07023x―12
苫小牧南
(五回コールド)
(室)梶浦、金澤、佐藤―田代
(苫)佐藤大―小田島
?吉原2、佐藤春(苫)
?干上、小田島(苫)
―駒大苫、初戦を大勝スタート
駒大苫が夏の初戦を圧勝スタート。その中で佐々木監督は「外野陣はまだまだポジション争いをしてほしい」と切磋琢磨(せっさたくま)によるレベルアップに目を向けた。
先発メンバーは白井(3年)、大石(2年)、成田(同)。大石は三回から小林(3年)、初回に二塁打を放った白井も五回に毛利(2年)に交代。小林は四回に適時打を放ち結果を残すなど、選手が刺激し合いながらチームの士気を高めている。
佐々木監督は「大石の状態が少し下がっているため、小林に交代した。大石本人は悔しがっているのでは」と話す。「白井と毛利はどちらもいい選手。本人たちもライバル視し合っていると思うので、競争しながらどんどんレベルアップしてほしい」と大会中の成長に期待を寄せた。
―苫南、練習成果に笑み
初戦を五回コールドで飾った苫南。津田監督は「強化した打撃で序盤から得点を重ねられた。(雨の中)無事に試合を終えることができてほっとしている」と話した。
2本の三塁打を放ち、4打点を挙げた吉原主将(3年)は「東翔との対戦が決まってから、相手投手の対策をしてきた。練習の成果が出てよかった」と笑顔で語った。
代表決定戦は、春の大会で8―0の七回コールド負けの苦杯をなめた駒大苫。練習から打倒駒大苫を掲げ、速い球を打つ練習を重ねてきたという吉原は「練習してきたことを全てぶつけてリベンジしたい」と気合十分だ。