白老町のポロトの森インフォメーションセンターは、ポロト湖でのカヌーの貸し出しを始めている。好天に恵まれた休日などに、親子らが湖上のひとときを満喫している。
毎年、ゴールデンウイーク(GW)の始まる4月下旬から10月初旬まで貸し出しに応じている。
登別市に祖父母が暮らしている札幌市手稲区のパート従業員、片岡愛子さん(37)は6日、長女の愛音(まなね)さん(9)とカヌーを楽しんだ。1時間ほどの船旅を終え、片岡さんは「忙しい中、何とか時間をつくって来た。娘といい思い出が作れてうれしい」とにっこり。愛音さんも「楽しかった」と笑顔をほころばせた。
インフォメーションセンターによると、今年のGWは風が強く天候も変わりやすかったため、一日の貸し出し数は多くて2件程度だった。同センターの担当者は「本州の旅行客の問い合わせや需要が多い。水難事故の注意喚起はしています」と話していた。
料金は1人1時間1000円で、2人乗り計1500円。3人乗りの3人目は児童のみで計2000円。毎週火曜に休むが、利用ピークと重なる夏休み期間中は毎日貸し出す。