第61回春季北海道高校野球大会室蘭支部予選第4日は10日、とましんスタジアム=苫小牧市=でBブロック2回戦2試合が行われた。静内は7―4で室蘭東翔を下した。大谷室蘭は7―0で室蘭清水丘に七回コールド勝ちして準決勝に駒を進めた。
【Bブロック】
▽2回戦
静 内
100000600―7
01010020―4
室蘭東翔
(静)櫻井―溝口
(室)梶浦、佐藤―田代
?櫻井、西岡(静)田代(室)
?清水(静)
室蘭清水丘
0000000 ―0
1011004x―7
大谷室蘭
(七回コールド)
(室)髙見―太田
(大)阿部―坂本
?大家(大)
― 静内・西岡、流れ変える一打
静内の西岡(1年)がチームを勢いづけた。五回から代打で出場した西岡は1点を追う七回、先頭打者で打席に立った。「悪い流れを断ち切りたかった」と、低めの直球を捉えた打球は右方向への三塁打、打線に火を付けた。
打者一巡の二死満塁で再び西岡。「とにかく当てることだけを考えていた」と内角の変化球を右前に運び2人が生還。この回2安打2打点と7日の開幕戦で見せた活躍を再現した。
俊足が強みだという西岡は「当てて走ることを常に意識している」。体格は大きいわけではないが長打も多く「球を最後まで集中して見て、コースに応じて振り抜く力を調整している。状況に応じて自分の役割を果たせる選手になりたい」と意気込んだ。
2試合で気を吐いた西岡に高橋監督は「バットに当てるのが上手な選手。安心して打席を見守れる存在」と期待を寄せた。