海岸を散歩しながらごみを拾い、運動不足や心身にため込んだストレスを解消する「健康お散歩ごみ拾い」が4月30日、白老町虎杖浜のアヨロ海岸で開かれた。
町社台のNPO法人ウテカンパ(田村直美代表)が主催した。
参加者は町民ら12人。町虎杖浜の青峯山観音寺(米本智昭住職)駐車場から海岸に移動し、浜辺に打ち上げられたりポイ捨てされたりしたペットボトルや空き缶、ビニールひもなどを拾った。
集まったごみの量は、可燃、不燃合わせ、40リットル入る袋で12袋分になった。中にはさびた鎌やくぎを打ち付けた板もあり、参加者から「はだしで歩くのは危ない」と声が上がった。カメの生態に詳しい参加者が、浜辺で見つかったカメの骨について説明する場面もあった。
田村代表は「町も自分もきれいに健康に―というのが企画の趣旨。自由に、気軽に、発見や知見が広がれば」と笑顔を見せた。参加した苫小牧市澄川町の団体職員、山本環さん(60)は「天気と景色に恵まれ、心の中にあったごみも拾った。爽快です」と話した。
取り組みは、2021年10月に町日の出町のヨコスト海岸で初めて行い、今回で2回目。次回は5月28日に同海岸、6月25日にアヨロ海岸で各午前10時から開く予定。問い合わせは田村代表 携帯電話080(1874)3624。