12日告示の新ひだか町長選は、届け出締め切りの午後5時までに現職の大野克之氏(63)=無所属=以外の届け出がなく、無投票での再選が決まった。任期は23日から4年間。
大野氏は12日、公約を訴えながら町内を遊説。届け出締め切り時間後に静内吉野町の選挙事務所に戻り、駆け付けた支持者や管内6町の各町長、各町議会議長ら約30人に拍手で迎えられた。
2期目に当たり、「町の将来を担う子どもたちの教育などに力を入れたい。さらに町と関わりを持つ関係人口を拡大し、町の活性化につなげていきたい」と抱負を述べた。
日高町村会会長の大西正紀えりも町長は「いずれは大野町長に町村会の会長を担ってほしい」と期待を述べた。
大野氏は旧静内町(現新ひだか町)出身。静内高校を卒業後、1978年に北海道庁(日高支庁)に奉職。2018年に退職し、同年3月に町長選に出馬。現職の酒井芳秀氏を破って初当選した。