厚真町の厚南中学校(石田憲一校長)は2021年度の修了に合わせて24日、個人面談を行った。1、2年生24人が、春休み期間中の学習、生活習慣などについて個別にアドバイスを受け、新年度に向けての糧とした。
通知表の評価だけでは伝え切れない個々の細かい長所や短所、現状の課題などを提示し、今後の学習に役立ててもらうほか、健康面の相談も含めて実施した。
各教科の担当教員、養護教諭が、1人当たり4分ほどの時間を確保して指導、アドバイスに当たった。同校によると、「生徒と関わる時間を取るのが目的。小規模の学校なので、一人ひとりに時間を十分に取って、きめ細かく対応することができる」と言う。
生徒たちには事前に通知表を配り、結果を認識した上で教科担任がいる教室を巡回するようにした。それぞれ教科ごとに指導を受け、1年生の川村海陽さん(13)は「これからの勉強の仕方が分かった。(新年度に向けて)毎日少しずつでも、やっておくようにしたい」と話していた。