後援会事務所の開設式に合わせてあいさつする及川氏
任期満了に伴う安平町長選(4月12日告示、同17日投開票)で再戦を目指す現職の及川秀一郎氏(56)の後援会が19日、町内追分本町で事務所開設式を行った。及川氏は胆振東部地震からの復興、長期化する新型コロナウイルスの感染拡大への対応などを挙げ「”ピンチをチャンスに”を掲げて(選挙区を)くまなく回っていく。大きな事業をチャンスに変えていきたい」と支援者ら約30人に訴えた。
及川氏は、2006年に早来町と追分町が合併して誕生した安平町の2代目町長に、2018年4月に就任。就任4カ月後となる同年9月に胆振東部地震が発生し、住宅や高齢者施設、学校などが大きな被害を受け、20年からはコロナ禍が続いていることを挙げ、「(苦境を)大きなチャンスに変えることはできないかという思いで頑張ってきた。多くのご支援によってこの場に立たせてもらっていることに感謝したい」とあいさつ。現在進めているワクチン接種をはじめ、早来町民センターの耐震化や体育館機能の充実、小中一貫の義務教育学校の開校、地区別計画の策定など今後の展望を掲げた。