任期満了に伴うむかわ町の町長・町議選が15日、告示された。町長選で正午までに立候補を届け出たのは、3選を目指す現職の竹中喜之氏(68)=無所属=のみで、無投票当選が濃厚。定数13の町議選も計13人が届け出を済ませ、それぞれ町内を遊説した。
町内花園の後援会事務所で行われた竹中氏の出陣式には15人ほどが出席。竹中氏は「まだ感染症は終息しておらず、震災復興も道半ば」と述べ、基本政策として▽子育てしやすく、健康で安心な暮らし▽災害に強く、安全で美しいまち▽学びを通して、多様な人材を育てる▽さまざまなつながりを生かし、輝く未来をつくる―などを掲げた。
陣営は脱炭素社会を意識し、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえながら、乗用車1台に竹中氏を含む3人を乗せ、出発した。午前中は穂別地区の旧富内駅前、穂別ホッピー公園、稲里郵便局を回り、午後は鵡川農業協同組合前での街頭宣伝を予定している。現時点で無投票の可能性が高いが、竹中陣営は「当選確実になるまで気を抜かずに戦う」と話した。
町議選も定数13に対し、現職8人、元職1人、新人4人の計13人が立候補し、無投票の公算が大きい。
立候補の届け出はいずれも午後5時に締め切られ、選挙戦となった場合は20日に投開票が行われる。町選挙管理委員会によると、22日現在の選挙人名簿登録者数は6635人(男3245人、女3390人)。