白老町石山のアイヌ刺しゅう工房「エコロ イコロ」の作品展が苫小牧信用金庫白老支店で開かれている。18日まで。
同工房代表の大久保由里子さん(48)は10年前、埼玉県から白老町へ移住。2019年に工房を立ち上げ、アイヌ刺しゅうの制作を続けている。作品は白老駅北観光インフォメーションセンターや、羽田空港(東京都)の北海道どさんこプラザなどで販売し、人気を呼んでいる。
同支店ロビーを会場にした作品展では、アイヌ文様の刺しゅうを施したコースターやポシェット、バッグ、タペストリーなど約50点を展示。日本伝統の織物かすりとアイヌ刺しゅうを組み合わせ、多文化共生を表現した作品も目を引く。
大久保さんは「初めての作品展をぜひ見てほしい」と呼び掛けている。期間中の開催時間は午前9時から午後3時。