厚真町は、新型コロナウイルスの集団感染が発生した町内の社会福祉施設で、死者、入院者を除く感染者全員の回復を確認し、7日付で収束したことを8日に開かれた町議会定例会で行政報告した。
町や施設の公表によると、1月17日に職員1人の感染を確認。その後、同28日に道の支援対策連絡本部が設置された。
累計感染者数は52人(職員23人、利用者29人)まで拡大したが、このうち今月6日時点で施設内にいる47人(職員23人、利用者24人)が回復。同本部は7日に解散した。一方、利用者3人が入院したほか、感染後、回復後にそれぞれ利用者1人が亡くなった。
宮坂尚市朗町長は「町として、社会福祉施設と協力しながら感染予防を支援していく」と話した。