白老文化観光推進実行委員会(会長・熊谷威二白老町商工会長)は4日、白老町のしらおい創造空間「蔵」に設けたスタジオから、インターネットラジオ番組「ラジオウタリ」を生放送した。アイヌのミュージシャンOKI(オキ)さんと、ブロードキャスターで音楽評論家のピーター・バラカンさんが出演し、ビートルズの楽曲などを紹介した。
ラジオウタリは、同実行委の文化芸術プロジェクト「白老文化芸術共創―ROOTS(ルーツ)&ARTS(アーツ)SHIRAOI」の一環。放送は昨年11月と12月に続き3度目で、最終となった今回もOKIさんがDJ(ディスクジョッキー)を務め、ゲストにバラカンさんを招いた。
2人は、世界的バンド・ビートルズの話題に花を咲かせ、「ツイスト・アンド・シャウト」や「アンド・ユア・バード・キャン・シング」といった楽曲を紹介。OKIさんは「ビートルズの音楽に初めて触れたのは中学生の頃。メンバーのポール・マッカートニーに憧れ、ベースギターを弾き始めた」と思い出を語った。番組ではアイヌの伝統歌もリスナーに届けた。
再放送は、9日(午後7時から)と13日(午後3時から)。詳しくは公式サイト=https://www.shi-ra-oi.jp/news/128/=。
白老文化芸術共創は、アートを通じて白老の魅力ある地域資源をアピールし、まちの活性化や観光振興を図るプロジェクト。昨年10月にスタートし、アーティストの作品展覧会などを町内各所で展開した。