むかわ町の曙自治会100周年記念実行委員会は6日、町や地域の発展に尽力したとして大和田実さん(94)に感謝状を贈った。
大和田さんは、1927(昭和2)年に曙の地で出生。農業に励みつつ、自治会長、営農組合長などとして地域の発展に力を注いだ。また、町議会議員としても4期16年にわたって活躍し、曙の地に川東第一集落センターを誘致することに尽力した。これらの功績から、自治功労賞、鵡川町開基百年農政功労者表彰、叙勲「旭日単光章」などを受けた。現役を退いた今も日課とする散歩を欠かさず、地域住民に声を掛けて回るなど「気遣いの人」として後輩たちから慕われている。
当初は記念式典での贈呈を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止となったため、実行委のメンバーが自宅を訪問して謝意を表す記念盾と花束を届けた。大和田さんは「皆さんをはじめ、亡き先輩、友達がいたからこその表彰。一人ひとりの顔が思い浮かぶ」と謝辞を述べ、「その方々に、私がもらった感謝状をささげたい」と話していた。
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