むかわ町(竹中喜之町長)は1日、地域創生に向けた包括連携協定を鵡川高校(三村素道校長)、札幌大学(大森義行学長)と結んだ。町、高校、大学の三者による協定は道内初。町の特産品のシシャモが大海で育ち母川に回帰するように、町の若者が地域の魅力を学び、地元で活躍できる好循環をつくりたい考え。
鵡川高が5年前から取り組んでいる地域課題解決型探求学習「むかわ学」に、今後は札幌大学の学生が参加し、地域創生を担う人材を育成する。鵡川高の三村校長は「協定を機に子どもたちの選択肢が増えるよう希望している」と話した。竹中町長は「若者同士が未来志向型のつながりを実践できるよう、町としてサポートしたい」と意気込んだ。
当初は1月に2校の生徒・学生を交えた協定式を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けオンライン開催となった。むかわ町産業会館と札幌大学をオンライン会議システム「ズーム」でつなぎ、協定書に署名した。