白老町は、経年劣化が著しい町道北吉原中通りの改修事業を2022年度から始める予定だ。24年度までの3年計画で舗装整備などを行い、道路利用の安全性を高める。
北吉原地区の幹線道路として利用されている北吉原中通りは延長900メートル、幅員6メートルの町道で、1977年に整備された。その後、経年劣化で舗装路面にひび割れや段差が生じ、地域住民から改善を求める声が上がっていた。
住民の要望を受けて町は、22年度から改修に乗り出すことを計画。3カ年かけて路面のほか、道路両側の排水施設の改修を行うことにした。22年度は900メートル区間のうち、東側からの300メートル区間について整備。新年度一般会計予算案に事業費3417万円を計上した。3月の町議会定例会で予算案が可決されれば、事業の具体化に向けた作業を進める。
北吉原中通り付近の住民でつくる北吉原本町第一連合町内会の福澤孝宏会長は、町の整備方針を受けて「路面の段差につまづいて転ぶ住民もいた。改修は安全性の向上につながる」と期待する。