白老町は、パークゴルフを高齢者の健康づくりに生かす「軽スポーツ健康増進事業」を2022年度に実施する方針だ。町内2カ所のパークゴルフ場で、プレーと健康講座をセットにした催しを企画する。
1ラウンドで2500歩程度を歩行するパークゴルフは、健康増進効果が期待される軽スポーツとして注目を集めている。住民の高齢化が進む中で町は、町内のパークゴルフ場を会場にした健康づくり事業を計画。白老パークゴルフ協会の寄付を活用し、22年度の一般会計予算案に事業費16万4000円を計上した。
事業は町の生涯学習課と健康福祉課、高齢者介護課が連携して実施。高齢者らに参加を呼び掛けて春と秋の計2回、同協会の協力を得て、プレーと健康講座を組み合わせたイベントを開く予定だ。講座は町の保健師などが講師を務め、健康維持のために日ごろから歩いたり、軽スポーツに親しんだりすることの大切さを伝える。
3月の町議会定例会で予算案が可決されれば、事業の実施に向けた作業を本格的に進める。担当する生涯学習課は「健康づくりや介護予防、地域活動への参加、住民交流といったパークゴルフ、軽スポーツのさまざまな効果を期待して講座を企画したい」としている。