白老町のまとめによると、18歳以上の町民を対象にした新型コロナウイルスワクチン3回目接種の接種率は、15日現在で23%となった。町内でも感染者が増える中、64歳以下も2回目接種から6カ月たてば接種可能にするなど接種業務を加速させており、町は「今年度内にはほぼ追加接種が完了できるのでは」と見込む。
15日現在の数字で、追加接種の対象者は1万3293人おり、予約率は54・7%(7276人)と半数を超えた。今月から本格化させた追加接種の接種率は23%(3059人)に達したという。
また、65歳以上の高齢者(7073人)に関しては、同日現在の予約率が81・1%(5734人)と8割を超え、接種率は35・3%(2498人)となった。
町は接種業務を促進するため、18歳以上64歳以下についても接種間隔を6カ月に短縮したり、町総合保健福祉センターを会場にした集団接種の日程を拡大したりと、取り組みの強化を図っている。町新型コロナウイルス対策室の担当者は「3回目接種は順調に進んでいる」と言う。
3月には同センターのほか、萩野公民館、竹浦コミュニティセンター、虎杖浜公民館にも集団接種会場を設け、医療機関での個別接種と併せて推進していく方針だ。
白老町でも今年に入り感染者が急増。道が公表した町民の感染者数は、1月9日から今月12日までの累計で151人に上る。18日の町議会定例会2月会議の行政報告で戸田安彦町長は「年度内にはおおむね追加接種が完了できるよう医療機関の協力を頂きながら進めていきたい」と述べた。
接種券が自宅に届いた後の予約先は、コールセンター=フリーダイヤル(0120)010117=か、専用予約サイト=https://vaccines.sciseed.jp/shiraoi=。問い合わせは町新型コロナウイルス対策室 電話0144(84)7680。