登別市は、JR登別駅隣接地で2022年度に開設する情報発信拠点施設「ヌプル」のロゴマークを決めるための投票を受け付けている。3案の中から選んでもらい、最多得票のデザインをロゴマークに採用する。市は「各地から多くの投票を頂ければ」としている。
市は、ロゴマークについて昨年12月に公募。今年1月に選考し、3案を絞り込んだ。いずれもアイヌ文様をモチーフとし、赤と紺の色を用いたデザインとなっている。
A案は、目を意味する文様「シク」を中心に置き、その周囲に交差する文様「ウタサ」を円形に配置した。地域住民や観光客が交流する施設というイメージで制作した。B案は、二つの「シク」を描いたデザイン。人々の交流や輝く未来を表現した。C案は、渦巻きの「モレウ」、とげを意味する「アイウシ」の文様を組み合わせ、中心に「シク」を配置した。登別の魅力をさまざまな角度から体感してほしいという意味を込めた。
投票は、市ホームページに掲載の専用ウェブフォームから行える。1人1票で、3月9日まで受け付ける。結果を踏まえ、3月中にロゴマークを決定する。問い合わせは登別市観光経済部商工労政グループ 電話0143(85)2171。
ヌプルは、観光客の表玄関・JR登別駅周辺のにぎわいを創出する施設。建物は2階建て(延べ床面積1440平方メートル)とし、1階に観光案内所、アイヌ文化と特産品のPRコーナー、市役所支所、飲食テナントなどを配置。2階に多目的室などを設ける。今年10月に完成し、22年度中のオープンを予定している。