厚真町議会は16日、臨時会を開き、新型コロナウイルス感染拡大による、原油価格高騰に伴う生産資材の値上がりや農産物の需要・価格低下といった影響を受ける町内の農業経営体を支援する事業費を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案など、議案2件を原案通り可決した。
20年と比較してコロナ禍の起因により増額した営農掛かり増し経費の負担を軽減することで、来年度の再生産、営農継続を支援するもの。生産資材費、光熱水費、肥料費、飼料費に対し、農業生産資材価格指数の対前年比増高割合(7%)を乗じて算定した費用の半額を補助する。町は事業費として4950万円を計上し、このうち半分を国の地方創生臨時交付金、残りの半分を一般財源で賄う。