にいかっぷネイチャーズクラブ(清野憲明代表、会員61人)主催の「新冠・日高の自然展」が12日まで、同町レ・コード館・優駿の塔で開かれている。入場無料。
同クラブは町の草花や野鳥と親しみながら自然の大切さを学習し、次世代に受け継ぐことを目的に活動している。昨年度は新型コロナの影響で年12回の活動を4回に自粛した。
自然展では、会員が主に町内で撮影した植物、野鳥、風景の写真など41点を展示。清野代表が撮影した「アマガエル」は皮膚が通常の緑色ではなく青色だったため、非常に驚いたという。町郷土資料館の学芸員で同クラブの事務局を務める新川剛生さんが撮影した「キトンボ」は黄色の羽が特徴で、愛知県カテゴリーでは準絶滅危惧種に指定されている。このほか、会員の三浦豊さんが撮影した「ハイタカ」の滑空シーンなど見応えのある作品が並んでいる。
新川さんは「新冠と静内のさまざまな自然の様子を多くの人に知ってもらいたい」。清野代表は「ストレス社会の中で野山の草花を眺め自然に触れ合うと、心が癒やされる。新冠には四季折々いろいろな発見がある。ぜひ足を運んでほしい」とPRしている。
午前10時~午後4時半(最終日は午後4時まで)。月曜休館。