厚真町の厚南中学校(石田憲一校長)は1日、上厚真小学校6年生向けに中学校のことを伝える会を開いた。4月に同校に入学を予定する小学生が、中学校生活について先輩からアドバイスを受けた。
小学6年生の「中1ギャップ」解消などにつなげようと小中連携で行う取り組みの一環。今回は厚南中1、2年生の生徒が、寸劇や座談会を通して小学生と交流を図った。
生徒たちはスポーツフェスティバルや学校祭といった学校行事をはじめ、学年の垣根を越えた取り組みについて紹介。委員会活動で力を入れているあいさつ運動や言葉遣い、定期テストに向けた勉強方法なども、劇やクイズを通して伝えた。その後、グループごとに座談会も行い、中学校での心構えをアドバイスした。
両校では、6年生に中学校での生活環境に慣れてもらおうと、年間複数回にわたって1日体験入学を行っている。上厚真小の海沼柚衣さん(12)は「中学校での決まりが分かったし、(教科担任制で)自分の苦手な教科を教えてもらった。新しく部活動や委員会も増えるので、やったことがないことに挑戦してみたい」と思いを膨らませた。