白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は、町大町2の事業拠点ノシキで、人材育成講座の受講者が制作したアイヌ文様刺しゅう作品などの展示会を開催している。今月末まで。
「アイヌ文化伝統工芸品PR展示会」と銘打ったイベント。昨年12月から地元工芸作家や刺しゅうサークル会員らの作品を紹介し、1日に展示品を衣替えした。
会場では、同協会が昨年、町内の生活館で開いた刺しゅうと木彫講座の受講者19人の作品を紹介。アイヌ文様の刺しゅうを施したタペストリーをはじめ、伝統の文様を彫刻した木製のコースターやペーパーナイフ、フクロウをかたどった木彫り作品など約40点が並ぶ。同協会は「受講者が心を込めて制作した作品の数々を見てほしい」と来場を呼び掛けている。
入場無料で、展示時間は午前9時から午後4時(土日曜日や祝日は休み)。問い合わせは同協会 電話0144(84)5130。