新ひだか町の競走馬の総合商社ジェイエスが主催する「冬季繁殖馬セール」が26日、同町静内神森の北海道市場で開かれた。22頭(前年34頭)が上場し、売却した17頭(同21頭)の総額は税込み1億2322万2000円だった。前年より売却頭数は減ったが、売却率と平均価格が上昇し、総額は前年の1億1033万円を上回った。
国内唯一の繁殖牝馬の競り市で、秋季と年明け冬季に開催している。上場馬は生産牧場を中心に購入し、妊娠している受胎馬が5頭(上場8頭)、空胎・未供用馬は12頭(同14頭)が売却された。売却率は77・27%(前年比15・51%増)、平均価格は724万8352円(同199万4542円増)。
最高額の取引馬は母がプレイガールのノーワン(6歳、父ハーツクライ、未供用)=浦河町向別・ハナズリトルファーム販売=で、ポリッシュホースメイトが7260万円で購入した。受胎馬の最高額はシニスターミニスターの仔を受胎したダンシングロイヤル(14歳、父サクラバクシンオー)=新冠町新栄・村上欽哉牧場販売=で、個人が1045万円で購入した。