白老町と登別市は25日、基礎化粧品製造・販売のナチュラルサイエンス(本社東京、小松令以子社長)と地方創生の包括連携協定を締結した。白老町虎杖浜で工場と庭園ナチュの森を運営する同社と両自治体は、子育て支援や福祉など幅広い分野で連携し、地域活性化を目指す。
調印式はナチュの森の施設で行われ、白老町の戸田安彦町長、登別市の小笠原春一市長、小松社長が協定書に署名した。
協定書に盛り込んだ連携事項は▽地域の発展とまちづくり▽地域・暮らしの安全安心▽地域福祉や健康増進▽地域の景観・自然環境の保全▽子育て支援や子どもの育成―の5項目。両自治体と同社が協働して地方創生の活動に取り組むことを取り決めた。
両自治体の首長と共に調印式に臨んだ小松社長は「商品製造で白老、登別に大変お世話になっている。地域に根差した企業として貢献したい」と話した。また、戸田町長は「地域活性化に向けて連携していきたい」と述べ、小笠原市長も「登別市民にも貢献されている企業であり、観光振興を含めて地域の発展につながれば」と期待した。