昨年10月に苫小牧市で行われた「とまこまい夢花火2021~Best Smile~」の関連事業として、白老町のピノ動物病院(原田卓央院長)で17日、苫小牧市の小学生が獣医の仕事を体験した。
動物病院を訪れたのは、小学4年の松本陽向(ひなた)さん(10)。苫小牧夢花火実行委員会のプロジェクト「夢花火に願いを込めて~子どもたちの夢かなえ隊~」に応募し、獣医体験の望みをかなえた。
松本さんは、原田院長から動物の体の仕組みを学んだ後、犬の体重や体温を測ったり、聴診器で心音を聴いたりと診察の実技に臨み、動物病院の業務に理解を深めた。手術室も見学し、手術前のネコの爪を切る作業も体験した。
幼い頃から生き物が大好きで、将来は獣医になりたいという松本さんは「病気になった動物たちの命を救う仕事への憧れがより強まりました」と話していた。
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苫小牧夢花火実行委員会と苫小牧民報社は夢花火の打ち上げに先立ち、市内の小学生を対象に花火に込める夢と願いを募集しました。約30件の夢が寄せられ、実行委の「夢かなえ隊」が応募の中から10の夢をかなえようと援助や準備を進めています。実際に実現した子どもたちの夢を随時紹介します。