北海道観光振興機構(札幌市)主催のインバウンド(訪日外国人旅行者)対応研修会が13日、白老町のしらおい経済センターで開かれた。民族共生象徴空間(ウポポイ)などアイヌ文化関係施設の職員らが受講し、外国人観光客の動向などについて学んだ。
新型コロナウイルス感染流行収束後のインバウンド回復に備え、外国人観光客の受け入れに関して関係者に学んでもらう研修会。ウポポイの職員や同施設内の土産店スタッフ、白老おもてなしガイドセンターのメンバーら25人が参加した。
講義では、マーケティング調査企業・北日本調査社(札幌市)の伊勢田和幸社長が外国人観光客の動向について説明。海外旅行解禁の動きなど各国の観光施策に関する最新情報を提供した。また、伊勢田社長と台湾在住の観光ガイド関係者がオンラインで通話し、台湾からの観光客の来道見通しについて話した。
続く語学研修では、北海道大学大学院に在籍する台湾出身の袁嘉孜(エン・カシ)さんが台湾の文化や習慣などを伝えた後、接遇に役立つ簡単な中国語の日常会話を紹介した。