日高信用金庫(本店浦河、大沼孝司理事長)は11日、町内の小学3~6年生を対象に同本店営業部で「ひだかしんきん金融学校」を開いた。
同信金の100周年記念事業の一環。業務の体験を通じ、信金の役割を理解してもらおうと初めて開き、浦河、堺町、荻伏、浦河東部の4小学校から児童計23人と保護者3人が参加した。
初めに、職員を講師に「お金に隠された秘密を探れ!~新500円玉のギザギザの謎~」「お金にも卒業ってあるんです」「紙幣のニュージェネレーション!」などをテーマとした話を聞いたり、1000万円の束や麻袋に入れた100円硬貨4000枚(19・2キロ)を入れて持ったりした。模擬紙幣を使って紙幣を早く数える方法なども学んだ。
続いて窓口の中にある札や硬貨の入った機械を見せてもらい、大きな金庫の開閉を体験した。児童たちは金庫に入っているお金の多さにびっくりし、興味津々の表情で職員の話に耳を傾けた。
藤原すなおさん(荻伏小4年)は「お金の数え方や偽札の見分け方など知らないことが分かって良かった。次回も開催されたら絶対参加したい」と満足げに帰路に就いた。
金融教室は12~14日、広尾支店、様似支店、えりも支店などでも開かれた。