厚真町の冬の一大スポーツイベント「あつま国際雪上3本引き大会」を主催する実行委員会は11日、再び増加傾向にある新型コロナウイルス感染者の状況を踏まえ、16日にかしわ公園野球場(町内本郷)で予定していた第15回大会を中止することを決めた。大会の中止は2年連続。
雪上3本引き大会は、1チームのメンバーを女性1人以上を含む8人で構成し、雪の上にある3本の綱をより多く早く自陣に引き寄せたチームが勝つ、知恵と体力を使った厚真発祥のオリジナルスポーツ。今大会には42チームがエントリーしていた。
しかし年明け以降、新型コロナウイルスの変異株オミクロン株が道内にも上陸するなど、ここに来て感染者が急増したことを受けて苦渋の決断をした。大会の性質上、飛沫(ひまつ)防止や選手同士の接触は避けられず「参加チームの皆さまの健康を守るため」(同実行委)としている。