プロ野球・千葉ロッテマリーンズでルーキーイヤーを迎えた昨季、4勝を挙げたむかわ町出身の河村説人投手(24)が年末年始を故郷で過ごし、町や苫小牧民報社など報道陣の取材に応じた。プロの世界で1年間戦い、得られた収穫や今後の課題、2年目のシーズンへの思いを聞いた。
―振り返って昨季に思うことは。
1軍で20試合、2軍で10試合を投げた。(1軍で)4勝することができ、当初考えていた(中継ぎで30試合登板)よりも自分的にはできたシーズンだった。
―課題や秋季キャンプで意識した部分は。
シーズンを通して(平均の)球速が周りよりも遅かったので、そこを改善したいと思っている。急に良くなるわけではないが、試行錯誤している最中だ。
―帰省して、改めてむかわ町はどんな場所か。
年末年始は帰ってきている友達も多い。(自分は)普段、関東の方にいるので、(むかわ町とは)違う風景を見ている。(帰省して)やっぱり田舎は落ち着くなという感じ。(周りの町民から)「おめでとう」と声を掛けてもらい、うれしい気持ちはあるが、まだ何も成し遂げていない。自分では「まだまだ」だと思っている。
―今季の目標を。
昨季戦ってみて体が資本だと改めて感じた。シーズンを通じてコンディションを維持することが大事だと分かってきた。病気なく、けがなく、(先発として)1年間ローテーションの中で投げたい。
北海道には日本ハムファイターズがあって、そっちの方が根付いているが、その中でも応援してくれていることが耳に入ってきている。すごくありがたいことだし、引き続き応援してくれたらうれしい。
―具体的な数字の目標はあるか。
勝ち負けは運もあるが、1年間投げ切って、昨年の倍くらいは勝ちたい。