プロ野球・千葉ロッテマリーンズで1年目のシーズンを終えた投手の河村説人(24)が、故郷むかわ町に凱旋(がいせん)した。29日に竹中喜之町長を表敬訪問し、ルーキーイヤーを振り返るとともに来季への飛躍を誓った。
河村は今季、1軍で20試合に登板し、4勝1敗の成績を挙げた。開幕直後は中継ぎとして1軍メンバー入りし、5月下旬に2軍に降格した後は先発として再調整。7月に1軍に再昇格すると、ソフトバンクホークス戦でのプロ初勝利から、先発で4連勝をマークした。
むかわ町には25日に帰省し、表敬訪問では「友達もいるので帰ってきやすい」と語った。今季については「当初に思い描いていたより、自分としてはできた」と振り返り、年明け3日まで地元で過ごした後、2月1日から始まるキャンプに向けて本拠地の千葉市などで自主トレーニングを再開するという。
竹中町長は「(胆振東部地震の)震災復興やコロナ対策などで町民が踏ん張っているところ。河村選手の1球1球、1試合1試合が元気の源、復興の励みになっている」と感謝。「町民全員がファンクラブのようなもの。体調管理に気を付けて、思いを試合で発揮して」と激励した。