苫小牧市の社会人アイスホッケーチーム「ダイナックス」による幼児・小学生対象のスケート教室が、安平町スポーツセンター「せいこドーム」で開かれている。チームの選手、スタッフが講師を務め、町内の子どもたちのスケーティング技術や体力の向上に一役買うとともに、競技の魅力をアピールしている。
スケート教室はこれまで町教育委員会の主導で開いていたが、3月に町と自動車部品製造業のダイナックス(本社千歳市)が地域振興・貢献に関する連携協定を結んだことから実現。施設を指定管理する都市総合開発の主催で今月9日に始まった。
2回目となった23日は、ダイナックスの選手とスタッフを合わせ10人が参加。自力で滑ろうとする子どもの手を取ってサポートしたり、椅子に子どもを乗せ滑って押すなどして楽しませた。早来小5年の松田空大君(10)は「一緒に滑って楽しかったし、前よりもスケートが滑れるようになったと思う」と語った。
スケート教室は来年1月にも3回予定しており、選手とスタッフが交代で指導に当たる。大場大主将(26)は「小学生には割と滑れる印象を受け、幼児は楽しそうにやっていた。スケートで遊ぶ楽しさを分かってくれたらうれしい」と目を細め、「会社やアイスホッケー部の知名度アップにもつながる。北海道全体に冬のスポーツを広めていけたら」と話していた。