白老商業振興会(村上英明理事長)は、JR白老駅近くの大町商店街や周辺にある加盟店の看板をデザインしたオリジナルクリアファイルを製作した。各店で100枚を用意し、プレゼントしており、「町民や観光客に商店街をアピールしたい」としている。
ファイルはA4判で、4000枚作った。濃紺色の両面に、カフェや居酒屋、生花店、家電店、旅館など36店が掲げる看板を描いている。
看板はアイヌ文様風のデザインで眼鏡、弁当、パン、カメラ、米などを表現し、それぞれの業種が一目で分かるようにしたもの。アルミ板と樹脂で作った縦横50センチの大きさで、色合いも濃紺で統一。「商店街はウポポイを応援しています」の文字やウポポイのロゴマークも取り入れ、同振興会が昨年と今年にかけて各店に設置した。
ファイルにはその看板の絵柄を一堂に並べ、「商店街にどのような店があるのかを知ってもらえれば」と村上理事長。民族共生象徴空間(ウポポイ)見学の観光客の誘客にもつなげたいという。
無料配布は、無くなり次第終了する。村上理事長は「今後もさまざまな企画を考え、地元商業を盛り上げていきたい」と言う。