厚真町議会定例会は16日、本会議を続開し、議決を経ていなかった財産・土地の取得、訴えの提起、工事請負契約の締結と変更に関する追認議案6件を原案通り可決。新町公園整備工事に関する議案1件を承認、町道新町フォーラム線道路改良工事に関する議案1件を専決処分したことを報告し、同日閉会した。
町によると以前、胆振東部地震の災害復旧工事に関する議案提出が遅れたことを踏まえ、2013年度までさかのぼって調査すると、上厚真中央公園事業用地取得、道路敷地の時効取得に係る訴えの提起など8件が議決を経ていないことが発覚。宮坂尚市朗町長を減給10%2カ月、西野和博副町長を同1カ月とする特例条例案を提出、可決された。町は「当時の担当職員の認識不足だった」と謝罪した。
このほか、近隣地域に住む子育て世代を視野に入れ、民間で発行する生活情報誌に子育てに関する支援や住宅施策、生活環境などについて紹介する広告の掲載を地元企業などに依頼することや、インターネット交流サイト(SNS)の広告と連動させた情報発信で人口減少対策を図る定住化促進事業費を含む21年度一般会計補正予算案など議案6件を可決した。