浦河小学校(木田理博校長)の3年生20人が7日、総合的な学習の一環で「オオワシ・オジロワシウオッチングツアー」を町内の日高幌別川沿いで行い、オオワシを観察した。
学習のテーマは「浦河の鳥」。目標は専門家の説明を聞いたり、オオワシ、オジロワシの野外観察をしたりして興味、関心を深め、ふるさと浦河を見詰め直すきっかけをつくること。
ツアー前には、浦河探鳥クラブの武内秀仁さんと浦河観光協会の中川貢事業戦略部長が同校を訪れ、ゲストティーチャーとして事前に「鳥に関する授業」を行った。
武内さんは鳥クイズで「飛べない鳥はいるか」「鳥には歯はない?」などの質問をした。「キツツキという名の鳥はいるか」のクイズでは、ほぼ全員がイエスに手を挙げたが、答えはノー。キツツキは木をつつく鳥の総称で、「ヤマゲラ」や「アカゲラ」が正しい名という解説を聞くと、児童たちはびっくりしていた。
続いてオオワシは羽を広げると2メートル50センチで、くちばしが黄色などという特徴を聞いたり、双眼鏡の使い方の手ほどきを受けたりした後、バスに乗り込み、ツアーに出発した。
日高幌別川沿いのピスカリ橋で下車すると、早速双眼鏡をのぞき込んでオオワシ探し。武内さんと中川さんの望遠鏡にオオワシの姿が映ると「いた!」「大きい!」「かっこいい!」と声を上げ、友達と話しながら勇壮な姿に見とれていた。