白老町と社会福祉法人天寿会(堂前文男理事長)は8日、町立特別養護老人ホーム寿幸園(町東町4)の施設を同法人に譲渡し、民営化を図る覚書を締結した。
寿幸園(短期入所を含めて定員60人)の民営化は、民間活力でサービス向上を図る行財政改革の一環。指定管理者として寿幸園を長年運営してきた同法人に施設を無償で譲渡し、敷地を無償貸与する形で来年4月1日から民営化する。
町役場で堂前理事長と覚書を取り交わした戸田安彦町長は「より一層のサービス充実に向けて連携を図っていきたい」と述べた。堂前理事長も「町の協力を頂きながら、町民の期待に応えられるよう運営に力を注ぎたい」と話した。
民営化に向けて町は、町議会定例会12月会議に関連議案を提出する。
天寿会は町竹浦でも特別養護老人ホーム2施設を運営している。