上厚真小学校児童会と厚南中学校生徒会の交流会が3日、上厚真小で開かれ、あいさつ運動などそれぞれの学校の取り組みについて情報や意見を交換した。
両校は厚南地区の小中一貫教育の一環で、中学校への体験入学や中学教員による乗り入れ授業などを展開してきた。今回は小中連携を通じて6年生の中学への入学をスムーズにするほか、小中学生双方のリーダー育成を狙って初めて企画した。
厚南中は生活向上週間として、独自に行っているあいさつ運動について説明。しっかり足を止めて、あいさつして、礼をする―3段階に分けて評価していると紹介した。会長の真野薫さん(14)は「運動週間中は良くなるが、期間終了後も継続させることが課題」と話した。
上厚真小児童会長の岩間咲映さん(12)=6年=は「3段階に分けたあいさつは小学校のうちにやっておくと、中学でもスムーズにできると思った。大きな声で頑張ること、きちんと返事をすること、礼儀正しくすることを今のうちに気を付けていきたい」と見習おうとし、副会長の蹴揚満月君(12)=同=も「しっかり返事をできるようにしたい」と気持ちを新たにした。
また上厚真小では、あいさつ運動以外にごみの分別や図書の充実、健康増進などSDGs(持続可能な開発目標)を意識した取り組みについて取り上げて伝え、中学生は感心していた。