むかわ町は4、5両日、同町道の駅「四季の館」をメイン会場に「恐竜フェスタ」を開く。AR(拡張現実)撮影やVR(仮想現実)を活用して町内の特定エリア、会場内で「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)やティラノサウルスが出現する空間を演出。道の駅ではステージイベントも繰り広げる。
恐竜を全面に打ち出して町をアピールする企画。AR体験では、道の駅をはじめ、町内の鵡川、穂別地区の特定エリアで、スマートフォンを使用してチラシに掲載している専用のQRコードを読み込むと、画面越しに恐竜が映し出され、楽しむことができる。イベント期間以外でも利用できる。
道の駅では2日間、VRで恐竜の世界、白亜紀の時代を演出するほか、化石クリーニング体験、恐竜関連のグッズなどの販売を行う。
ステージでは、4日午後1時からむかわ竜発掘の関係者でつくる恐竜同好会による対談、同3時から穂別、鵡川両高校の「むかわ学」発表会を企画。5日は午前9時から全国から集まった小学生が恐竜化石に対して感じたことを発表する「子ども恐竜化石サミット」を皮切りに、同10時40分から北海道大学総合博物館の小林快次教授の講演会、午後1時から桐生大学による研究発表会を予定する。
フェスタの開催時間帯は4日が午前10時から午後4時、5日が午前9時から午後3時まで。入場無料。両日は、JR日高線苫小牧―鵡川駅間で、むかわ竜のラッピング列車「カムイサウルス復興トレイン」を運行する。