2021年度安平町教育研究会研究大会「遠浅小学校公開研究会」が19日、同校(吉成透校長)で開かれ、町内の教育関係者が公開授業や分科会を通して、教育研究の成果や課題などを共有した。
研究主題は「深い学びを実現するための指導法とその活用を目指して」。同校は今年度の町教育研究会の研究指定校になっており、小規模校での課題ともされる多角的な見方、多様な考え方を導き出す主体的、対話的な授業展開を工夫するなど改善を図ってきた。
この日は町内の学校教員や教育関係者約80人が参加し、5年生の社会科や2年生の算数などの公開授業を見学。分科会では学力向上、ICT(情報通信技術)の活用、特別支援の3テーマに分かれてディスカッションした。
このうちICTについてでは、「タブレット端末操作の敷居が高く、教員によって操作スキルに個人差がある」「インターネット環境が不十分」などと、現状の課題や解決策について意見交換した。