JA共済連北海道が主催する「2021年度JA共済全道小・中学生交通安全ポスターコンクール」で、安平早来小学校1年の八田こなつさん(7)の作品が学年別の金賞と小学生低学年の部の最高位となる知事賞に輝いた。また安平小学校3年の川田綾音さん(9)も学年別の金賞を受賞。18日にそれぞれの学校で表彰を受け、「うれしい」と喜びを口にした。
次代を担う道内の小中学生を対象に、美術教育を通じて交通安全の意識を高めてもらおうと実施。48回目となる今年度は、小中学校118校から2749点の応募があった。9月下旬に行った審査会で学年別に金、銀、銅賞各9点と佳作38点を選び、金賞の中から小学生低学年の部、同高学年の部、中学生の部で知事賞各1点を決めた。
八田さんは夏休み期間を利用し、「自分自身が手を挙げて横断歩道を渡る姿」を色鮮やかに描いた。「みんなも手を挙げて渡ってほしい」と全面的にアピールした作品になった。川田さんは、授業の中で「車に乗る時にはいつもシートベルトをする」と思い浮かべながら様子を描写。作品を通じて「車に乗ったら、必ずシートベルトをしてほしい」と呼び掛けた。
例年、金賞受賞者の表彰式は札幌市内のホテルで行っているが、今回は感染症対策として中止し、担当者が各学校に出向いて個別に行った。