金融機関や郵便局などを狙った歳末の強盗事件に備え、白老町の虎杖浜郵便局で16日、局員の対応訓練が行われた。
訓練は、拳銃を手にした強盗が郵便局に押し入り、来店客を人質にして金を奪い、逃走する想定で実施。犯人役の苫小牧署員が「金を出せ、早くしろ」と要求し、局員が金を手渡した後、逃げる犯人にカラーボールを投げ付けるなど緊迫感のある訓練を展開した。
終えた後、苫小牧署生活安全課の出村憲史警部補は「人質の安全を第一に考え、冷静に対応していくことが大切」と局員に呼び掛け、荒木靖幸局長は「歳末に向けて防犯意識を高めていきたい」と話した。
訓練の様子は、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」で白老町内や登別、室蘭市内の各郵便局に配信された。