厚真町の厚南中学校(石田憲一校長)の1年生は12日、ふるさと教育発表会を行った。グループ別に地場産業の体験談を報告したほか、教職員や町教育委員会、町内事業者を交えて「厚真の魅力をどう発信したらよいか」をテーマに意見交換した。
1年生は10月、4グループに分かれて町内で牧場や米農家、林業など地場産業について学ぶとともに収穫や木の植樹などを体験。現場では「大変な仕事をみんな楽しそうにしていた」との声が上がった。また、厚真の魅力を伝える方法として「インターネットや新聞広報での周知」「特産品コーナーを設けたイベント開催」、林業や空港へのアクセスの良さなど「厚真にしかない魅力を若者に配信したい」といった意見が聞かれた。
榊陽翔さん(13)は「木を育てるために人や機械が必要だったり、切った後も他のことで使ったりと、それぞれが助け合い、支え合って成り立っている。木を育てるのは大変で、大切に扱わなければいけないと改めて感じた」と振り返り、「分かりやすくまとめてネットやポスターで発信し、広げていければ」と語った。