胆振、日高管内の全10農協が出品する産地米「ゆめぴりか」を食味評価する「日胆地区ゆめぴりかコンテスト」審査会が10日、苫小牧市内で開かれ、地区金賞にJAとまこまい広域(本所厚真町)が選ばれた。札幌市内で22日に開かれる全道コンテストに日胆地区代表として出品される。
各産地がおいしい「ゆめぴりか」を生産するための技術研さんと、さらなる品質向上を目的に、日胆地区「ゆめぴりか」生産販売プロジェクトが開いている。今回は、参考出品も含めて10農協が産地米を持ち寄り、生産者代表や農業関係団体役員など審査員7人が炊き上がった米を食味しながら白さや艶、香り、味、硬さ、粘りを総合的に評価した。
審査の結果、白さや甘み、味や硬さの面で評価が高かったJAとまこまい広域が初めて地区金賞となった。また、JAひだか東が特別賞を受賞した。
JAとまこまい広域米生産振興会の松田伯明会長は「(3年前に)胆振東部地震の被害を受けた中でも生産者が頑張っている。その成果が出たのかなと思う」と喜び、ゆめぴりかのさらなる品質向上と、前年のJA門別に続く全道コンテストでの最高金賞受賞に意欲を示していた。