第43回苫小牧商工会議所会頭杯朝野球選手権大会は14日早朝、とましんスタジアム=苫小牧市=で決勝が行われた。Felizが苫小牧スピリッツに7―0で勝利し優勝。先発した高橋一真(Feliz)が最優秀選手賞に選ばれた。Felizは2022年8月に小樽市で開かれる北海道朝野球大会の出場権を獲得した。
優秀選手賞は佐々木昂汰(Feliz)、敢闘賞は梅田和輝(苫小牧スピリッツ)が選ばれた。
大会は12日に開幕。6チームが出場し、トーナメント戦が行われた。
▽決勝
Feliz
000007―7
000000―0
苫小牧スピリッツ
(六回コールド)
(F)高橋―蛸島
(苫)梅田―桑田皓
?高橋、林(F)
Felizの先発高橋が完封した。打線は六回に4番佐々木の2点適時打などで一挙7点。打者一巡の猛攻で大量リードを奪った。
―結成1年、大タイトル奪取
チーム結成1年目のFelizが朝野球の主要タイトルを手にした。笠井選手兼監督は「野球を楽しみながら結果を残せた」と喜びを語った。
先発高橋が被安打2の完封勝利。駒大苫小牧高出身で捕手を務めていたが、130キロ前後の直球を中心に気迫の投球を見せ、最優秀選手賞にも輝いた。準決勝でも完投していた。「疲れはあったけど気持ちで投げた」と振り返った。
優秀選手賞の4番佐々木は六回無死満塁で外角の直球を捉えて2点適時打。3番笠井選手兼監督が申告敬遠された後の打席だけに「気合が入っていた」。「前の打者がつないでくれたので何としても打ちたかった」と語った。
全道大会では各地の強豪と対戦する。笠井選手兼監督は「苫小牧の代表として勝ちにこだわって挑みたい」と抱負を述べた。