道学生野球1部秋季リーグに参戦中の北洋大が、東京農業大北海道オホーツクとの第2節連敗の悔しさを糧に練習に励んでいる。4、5両日の第3節は新型コロナウイルスの影響で道教育大函館が出場を辞退し不戦勝。第1節の2勝と合わせ、4勝2敗の3位でリーグ後半戦に突入する。成田登夢主将(3年)は「しっかりと反省ができる期間。個人的には次に向けてバットを振り込みたい」と意気込む。
屈辱的な2試合連続の七回コールド負けだった。5月下旬に行われた春季リーグ最終節ではいずれも小差で惜敗だった春の王者東農大との再戦。1、2回戦共に先制点を挙げたが「そこから投手を主体とした守りの野球ができなかった」と大滝敏之監督。投手陣が踏ん張り切れなかった他、2回戦では3失策と守備も大きく乱れた。
2―12、1―8でいずれも大敗。成田主将は「追い詰められてからの粘りがなかった。逆に東農大はワンプレーに気持ちがこもっていた」と振り返る。
まだ優勝の目はある。東農大と函館大が無敗で一歩リードの状況だが、第4節(11、12両日、上川管内愛別町)の函大戦を連勝すれば最終節まで望みがつながる。春季リーグは1分1敗。「競ったゲームに持ち込みたい。投手陣の奮起に期待」と大滝監督。成田主将は「どこが相手でもやることは変わらない。しっかり勝ち切りたい」と力強く語った。